2023年3月17日の総会にて児島前会頭の後を引き継ぎ、40年の歴史と伝統あるマレーシア日本人商工会議所第12代会頭に就任致しました。

甚だ微力ではございますが、重責を全うすべく全力を傾けて参る所存でございます。会員の皆様には何卒ご支援賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

さて、昨年2022年のマレーシア国内経済においては、新型コロナ関連の規制解除に伴い、けん引役の輸出が好調だったほか個人消費も大きく回復し、実質国内総生産(GDP)が前年比で8.7%増加したと発表され、2000年以来となる東南アジア主要国の中でも最も高い成長率となりました。

ただし、2023年について政府は「世界経済の減速に伴って、成長のペースは穏やかになる」と説明し、輸出の伸び悩みが予想される上、インフレが依然警戒されることなどから、今年の経済成長率は昨年の成長率を下回る可能性が高いとみられています。

かかる環境の中、JACTIMとしてそのミッションに沿って進出した日系企業をサポートすべく、マレーシア政府、他の経済団体、政府機関などとの連携を深めながら、日本国大使館、JETRO等の関係機関の協力を得て、会員のニーズに沿った事業運営を心がけていきたいと考えています。

2023年の活動と致しましては、ますます多様化する企業ニーズに対応する事業を実現すべく取り組んで参りたいと考えており、基本方針については、以下3点をご説明申し上げます。

1.さらなる効果的な政府との対話、渉外活動の展開

近年、政府と相当数のダイアログを行い、実行推進力は格段に向上したものの、会員企業においては短期、中長期の課題もいまだ抱えており、政府に対して優先度の高い課題の絞り込みと会員企業の要望を反映した実現可能な提案を行い、政策への反映を図ります。また、発言力を高める意味でも他団体や会員の皆様のネットワーク、お知恵もお借りしながら効果的な発信を行います。

2.会員にとって活用しがいがあるJACTIM

これまで、オンラインによるウエビナー、アンケート結果の報告、共有、読みやすいホームページの整備、昨年よりフィジカルでのゴルフ大会、忘年会の開催などを実施してきました。さらにJACTIMと会員、会員間のタッチポイントをデジタルも活用しながら一層交流機会を増やしていくとともに、ローカル企業あるいは日系企業内でのビジネスマッチング事業も強化し会員の皆様にとって本当の意味で活用しがいがある組織を目指していきたいと考えます。

3.日本のプレゼンス向上

2022年度は、日本国大使館の主導により、東方政策40周年として、各分野での相互理解と友好協力を促進する事業が数多く実施されましたが、JACTIMとしても両国のビジネス目的としてビジネスマッチング等4件の新規LEP関連事業に取り組みました。このような両国間の友好協力を促進するような事業を継続するとともに、社会貢献活動としてJACTIM Foundationを通じてマレーシア社会にさらに実のともなった貢献をし、当地における日本のプレゼンス向上にも寄与していきたいと考えております。

また、2023年はJACTIM設立40周年にあたる記念すべき年となります。これまでのJACTIM活動を振り返り、マレーシアへの感謝の意を表するとともに、日系企業が引き続きマレーシアとともに発展する将来を展望することを目的に記念式典をはじめとした記念事業を実施する予定です。

最後となりますが、これらのJACTIM活動は、会員の皆様のご協力とご参画があってこそなし得るものばかりでございます。これまでに増して皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

Malaysian Japanese Chamber of Commerce
会頭 澤村 剛朗
(三井住友海上火災保険マレーシア副CEO)

2023年3月17日

Malaysian Japanese Chamber of Commerce President

Goro Sawamura